SL-Cube〈エスエル・キューブ〉

 

SL-Cubeとは
About

SL-Cube〈エスエル・キューブ〉は、建物の「完全倒壊」・「完全崩壊」を予防するという地震対策を目的とした補助装置です。
地震で破壊が予想される柱の鉛直支持力喪失後に、柱に代わって軸力を受ける補助的役割を担います。
角型鋼管から切り出した立方体キューブ単体をボルト接合して積層したものがSL-Cube装置です。積層したキューブは軸力伝達機構により段階的にエネルギーを吸収します。
SL-Cubeを設置することによって大地震時における瞬時の倒壊を阻止し、建物滞在者の避難時間を確保し、同時に、圧死に至るような完全倒壊・崩壊を防止して避難空間を確保することを目指しています。
名称のSL〈エス・エル〉はSoft Landing〈ソフト・ランディングー軟着陸〉を意味していて、 積層したキューブが段階的に軸力を伝達させる機能をイメージしています。

SL-Cube
SL-Cube

SL-Cubeの性能
Spec

キューブは1列あたり280kNの圧縮耐力を有しており、一般的な例として3列10段のユニットでは840kNの鉛直荷重を支えることが可能です。

SL-Cube圧縮耐力試験

圧縮試験機(500kN載荷装置)

2017/8/17 実施

圧縮試験機(500kN載荷装置)
安全率を1.5として、1列420kN/1.5 = 280 kNを一列当たりの許容支持力として設計をおこないます。
SL-Cube 圧縮耐力試験の様子
SL-Cube 圧縮耐力試験の様子

SL-Cubeの使用方法
How to use

SL-Cubeは、柱の支持力低下に伴う建物の「完全倒壊」・「完全崩壊」を防止するために設置するもので、補助支柱材としての役割を果たします。耐震補強ではないこと、恒久的な耐震対策ではないことをご理解いただいた上で設置しております。また、耐震補強が義務化されている建物は対象外となります。
対象建物:鉄筋コンクリート造3~4階建て程度まで(平面形状によっては5階まで)
それぞれの建物の状況に合わせて、効果的な配置について構造的な検討をおこないます。
SL-Cube設置施工時に重機や火気を使用しないため、居住した状態で施工も可能であり、居住者・利用者の皆様への負担を軽減することができます。

SL-Cubeの施工例 1
Example1

大阪府某建物ー2019年2月施工

SL-Cubeの施工例1

SL-Cubeの施工図1
SL-Cubeの施工例1

SL-Cubeの施工図1

鉄筋コンクリート造5階建ての建物(昭和47年竣工)。独立柱(B-1通り)の圧壊を防止するために、X方向3列Y方向3列(計6列)にSL-Cubeを設置した。(工期4日間)

SL-Cubeの施工例 2
Example2

東京都某建物ー2019年10月施工

SL-Cubeの施工例1

SL-Cubeの施工図1
SL-Cubeの施工例1

SL-Cubeの施工図1

鉄筋コンクリート造4階建ての建物(昭和39年竣工)。耐震壁の偏在によりY1-X1側が大きく変形すると想定される。柱の圧壊を防止するためX方向2列Y方向2列(計4列)に加え、階段脇のX4-Y1柱部にSL-Cubeを設置した。(工期5日間)

施工フロー
Flow

※ 対象物件毎に仕様が変わる可能性があります。

① ベース部施工(アンカーおよび無収縮モルタル打設)

ベース部施工
ベース部施工
ベース部施工

② Cube組付け

Cube組付け
Cube組付け
Cube組付け

③ ベース部脱型・仕上げ

ベース部脱型・仕上げ
ベース部脱型・仕上げ
ベース部脱型・仕上げ

研究メンバー
Member

開発者:故 真崎 雄一
・アドバイザー:井口 道雄  東京理科大学名誉教授
・メンバー:細川 洋治  細川建築構造研究室
・メンバー: 真崎 純   (株)マサ建築構造設計室
・メンバー:中川 幸洋  (株)テクノラボ
・メンバー:(株)MASA LABO

お問合せ

TEL:東京事務所
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